私たち現代人は肉体的「要素」を知らないうちに、身の内にかけている生活をして
います。
首から背中・腰に「緊張」が蓄積され、筋肉がこわばってこりが生じると、
血液の流れが悪くなります。
また、悪い姿勢をとる「クセ」が付いている人も少なくありません。
この悪い姿勢が毎日繰り返され、やがて筋肉の「緊張」とともに背骨を歪める元に
なっています。
背骨・骨盤にねじれや歪みがあると、骨と骨の間から出ている
神経や血管が圧迫されて周辺組織が血行障害を起こします。
痛みや痺れの他に、頭が重く感じたり、起床時に疲れが残って
いたりします。
背骨・骨盤を正しい位置に戻すことで筋肉の負担が減り、
神経伝達や血液が良くなり、自然治癒力を最大限に引き出す
ことができます。
その後、筋肉に対しマッサージ治療を行うことでより治療効果
を上げることができます。
鍼灸(針灸)とは、鍼(はり)や灸(きゅう)で全身にある「ツボ」を刺激し、
体が本来もっている自然治癒力を高め身体の不調を回復させます。
使用する鍼は専用の鍼を使用し、灸は蓬(ヨモギ)の葉から精製した艾(もぐさ)を使用します。
また、当院では灸頭鍼治療を中心に行っています。
灸頭鍼とは鍼の上に灸頭鍼用のもぐさを巻き付けて燃焼し施術を行ないます。
これにより、鍼の刺激と灸の熱が鍼に伝わり身体の深部まで温熱の効果が表れます。
■パソコンやスマートフォンを使用していると
いつも右(左)側だけ肩こりを強く感じる
■肩こりがひどいと頭痛がしてくる
■目が覚めた時から肩にこりを感じる
デスクワークなどで同じ姿勢をとり続けたりすると、首・肩・背中の筋肉が疲れてきます。
そうすると筋肉に乳酸などの疲労物質がたまり、筋肉が硬くこわばって張ってきます。
また寝不足やストレスなども筋肉を緊張させ、疲労物質を溜め込みます。
このような筋肉の疲れが筋肉のハリ・こり・だるさ等の症状を引き起こします。
こわばった筋肉が血管を圧迫すると血行不良となり、
こりがひどくなります。
末梢神経が傷ついて痛みやしびれが生じてきます。
首の後ろから頭部、側頭部にかけて痛みが起こり、目の奥が
痛くなったり、眼精疲労を生じやすくなります。
こりや痛みが強くなると吐き気をもよおしたり、気分が悪く
なるといった症状もでます。
頚椎後方にある脊椎関節の動きが低下したり変形が生じたり
すると、首の後ろから背中や時には胸の前方に痛みやこり・
だるさ等の違和感が生じます。
肩から手・指先までの痛みやしびれ等の症状がでます。
頭痛でまずもっとも起こりやすいタイプの頭痛は、「緊張型頭痛a」です。
頚椎の配列が悪いと頚部の筋肉に負担がかかり、頭から首や肩にかけての筋肉が
緊張し、血流が悪くなると疲労物質が筋肉にたまり、神経を刺激して痛みが起こり
ます。
また筋肉の緊張は長時間同じ姿勢をとり続けたり、心配や不安などの精神的な
ストレスが原因で起こりやすくなります。
これ以外にも眼精疲労や歯の噛み合わせ、メガネによる圧迫、高さの合わない枕の
使用等も様々な事が原因で頭痛は起こります。
スポーツ障害とは、運動によって起こる身体の故障のことです。
身体に無理な負担をかけると打撲や捻挫・筋の炎症・骨折の怪我だけでなく後遺症など障害が残る場合もあります。
スポーツ障害は、大きくは外傷と障害に分けられます。
捻挫・肉離れ・腱断裂・脱臼・骨折等、強い外力が
一度に加わることにより生じるものをさします。
特定の部位に繰り返し外力が加わり軟部組織を損傷す
ることで発生します。
主に野球肘、野球肩、ランナー膝等と呼ばれている
ものがこれにあたります。
首 | むちうち症等 | 肩 | 野球肩、リトルリーガーショルダー等 |
肘 | 野球肘、テニス肘等 | 腰 | 腰椎分離症・すべり症、梨状筋症候群等 |
膝 | ジャンパー膝、サッカー膝、ランナー膝、オスグッド・シュラッター病、タナ障害、腸脛靭帯炎、分裂膝蓋骨等 | 脚 | シンスプリント、アキレス腱炎等 |
足 | 足底筋膜炎、踵骨骨端症等 |
スポーツ障害を生じた場合、症状にもよりますが基本的にはRICE処置をほどこします。
RICEとは休息(Rest)冷却(Ice)圧迫(Compression)挙上(Elevation)の略です。
患部を包帯等で固定し安静にさせます。
患部を氷嚢等で冷やし組織の血管を収縮させ腫れや炎症を
抑えます。
患部を包帯やサポーター等で圧迫することにより内出血や腫れ
を抑えます。
患部を心臓より高く上げることによりリンパの流れをよくして
腫れを抑えます。
人の身体は痛む部分だけが悪いように思われがちですが、 関節・筋肉等いろいろな
部分でつながり、連動して働いているのです。
関節可動制限がある場合はその関節を矯正することで、治癒期間の短縮が期待
できます。
しかしスポーツ障害にならないためにも、無理なトレーニングをせず自分の能力に
あったトレーニングを行ってください。また異常を感じたら直ちに運動を中止し、
整骨院に受診することをおすすめします。
■腰が痛くて長時間椅子に座るのが辛い
■立っているだけで腰に痛みを感じる
■立ち上がる時に腰に痛みが走る
■歩くだけで腰に違和感を感じる
■朝、顔を洗う時に腰が痛む
腰は身体の要と言われるように腰を痛めると日常生活に支障をきたすようになります。
軽度の腰痛をほったらかしていると悪くなることはあっても、良くなることはなかなかありません。
また、早めに対処ができれば、長引かなくて済みます。
ふとした瞬間にギックリ腰(急性腰痛)になってしまってからでは治るまで時間がかかります。
似たような症状があるなど気なる方は気軽にご相談ください。